2006年12月12日

英語ができるという仮面を剥ぐ

当時のわたしは、TOEIC900点(日本では中上級と言われる)で、
英語ができると思っていました。来日しているアメリカ人とも、
それなりにコミュニケーションがとれていました。
「英語がうまいですね」とほめられて喜んでいました。

そんなわたしに6ヶ月間の長期アメリカ出張のチャンスがやってきました。
長年の夢がかないわくわくしてアメリカへと旅立ちました。

最初の1週間は、丸暗記した自己紹介や参考書に出てきたとおりの
フレーズを使ってなんとかやりすごしました。
会話が聞き取れないことは多々あるけど、なんとかやっていけると
楽観的に考えていました。

ところが、1週間を経過したころから、
分からないことが積み重なってきてストレスになってきました。

アメリカでは英語ができて当たり前と思われているので、
日本にいるアメリカ人と違い、ゆっくり話してくれるとか、日本人に
分かりやすい表現になおしてくれるといったことがまったくないのです。

さらに、アメリカ人が実際話している英語は、教材の英語とはおおきく
かけ離れたものでした。省略やスラング、アメリカ人にしか分からない
含み、アメリカで使われているフランス語などの外来語などがたくさん
入っていたのです。

それまで、ビジネスの現場ではスラングを使うべきではないから
覚えなくてもいいと思っていました。また、アメリカで使われている
フランス語などの外来語はあとで覚えればいいと軽く考えていました。

しかし実際は、ビジネスの世界でもスラングはたくさん出てきました。
そして、外来語もたくさん使われていました。

よく考えてみれば、わたしたちが日本語を話しているときも、
スラングのようななまりや省略形、外来語などをたくさん使っています。
このような多種多様な表現を覚えないと
実際の会話は理解できないのです。
さらに、アメリカ人の言葉の含みを理解するには、
アメリカ文化の背景などを理解する必要があったのです。

アメリカ企業で英語がおぼつかない社員は、日本人のわたしだけ。
会議でわたしだけが理解できていなくてもどんどん進んでいく。
そんなストレスのある職場からホテルに帰ってきて、息抜きに
テレビ(お笑い番組)を見るのですが、これがまた、何も聞き取れない。
何がおかしいのか分からない。悲しくなります。

その後1ヶ月間は涙の出るような地獄の日々でした。
毎日朝7時から夜の1時まで英語漬けの毎日です。
このときほど日本語が恋しかったときはありません。

しかし、そのような地獄の1ヶ月を過ぎると、不思議なことに、
だんだんと聞き取れるようになってきたのです。
そして話せるようにもなってきた。

会議に出ても、分からないことはどんな些細なことでも
そのままにしておかず、ちゃんと質問できるようになってきました。
それまでは実力も自信もなかったので質問する勇気すらなかったのです。

どうやら、まわりの同僚も私の変化に気づいたようです。
何人かの同僚が、昼休みなどに、
わたしに英語を教えてくれるようになりました。
会議では、わたしがちゃんと理解していないと
次に進めないほどになりました。

わたしの発音は依然ひどいものでしたが、アメリカ人の同僚からは
この日本人は分からないことがあったら絶対質問するから、
信用できると思われるようになってきました。

それまでは、英語ができるという偽りの仮面を剥がすのが怖く、
分からないことがあっても全部質問できなかったのです。
(90%理解できればOKとしていた。)
「英語が上手いですね」とほめられたときの偽りのイメージを
壊したくなかったのです。

しかし、隠そうとしなくても、わたしが全部理解できていない
ということは見透かされていたのです。

本講座(英会話の達人インターネット通信講座)であなたは、
わたしが経験した地獄の1ヶ月を日本にいながら高速体験します。

長期の海外出張や海外留学に行く前に、異国の地で経験する
最初の「聞き取れない」というストレス期を日本にいながら体験し、
卒業するのです。

「英語が上手いですね」という言葉に有頂天になっている時期を
卒業するのです。

自分は英語ができない、もっと語彙を増やす必要がある、言葉という
ものは探求すればするほど深いものだ、という感覚になるのです。

そしてそこに楽しさを見出して、英語学習の終わりのない旅を始める。
それが本講座の最初の目標です。

【英会話の達人インターネット通信講座】

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posted by ディビッド・ヒラキ at 11:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 通信講座より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても正直に書かれている事に感銘しました。
ディビッドさんの書かれている通りだと思います。
TOEICでいくらいい点を取っていても、実際に現地でネィティブが話していることを理解するのは至難のわざだと思います。
(特にこちらがちょっと発音が良かったり、話せるのがわかると全く手加減をしてくれませんしね(^_^;))

インターネットでは英語を習得する事がいかに簡単か吹聴する方があまりにも多くて、飽き飽きしてしまいます。
大体適当な方ほどそう言う傾向にあり、その方たちのHPやレポート、メルマガを読むと、おっしゃるように「英語をマスターした」とはとても思えないほどミスがいっぱいなのは日常茶飯事です。

何かこれは日本人によくある、わからないのにわかるフリをするのによく似ているように思います。

ネイティブが何か言っている時は、さもわかったようにうなずいているのに、いざそれについて意見を求められると、何もわかっていなかったなんて、これも、実力や英語に向き合う姿勢においていい加減な人によくある事ですよね。

英語(語学)と真面目に向き合っていて、実力のある方ほどそんな簡単にマスター可能なんて絶対言わないはずです。

それと「英語上手だね」とネイティブに褒められるうちは、まだまだだと私は思います。
(一言二言、話した段階ではそう言われたりすること、私もありますけれど(^_^;))
赤ちゃんがヨチヨチ歩いていたら「上手、上手!」と褒めるけれど、
走り回るくらいになったら、もう「上手だね」とは褒めませんよね。
英語もそれと同じだと思います。

現状に満足せず、いつも努力しなければ・・・





Posted by Yoshiko at 2006年12月12日 23:56
USに異動になってちょうど1ヶ月が過ぎました。
わたしも正に同じ状況に陥ってます。ただし、日本向けの仕事をしているのでほとんどの日常の業務は、e-mailによる日本とのコミュニケーションと日本語の電話会議もありますので、逃げ場を作ってしまっているところもありますが、日常のランチタイムや通常の会話で、わかっているつもりの英語が全く聞き取れなくてびっくりしました。自分のキュービクルから出て行くのに勇気がいりますが、もっと自分を曝していかないといけないと思っています。とにかく周囲の若い女の子のジャッションに関する話題や映画やテレビに出てくる俳優のスキャンダルやら会社の人たちの家族や友達のいろいろな話題、人の名前、土地の名前などなど全てがわからず、ただじっと聞いているだけの状況が多いため、無口な人と思われているようです。話についていけるようスーパマーケットで売っているような週刊誌を買ってはながめているのですが、日頃習っていた単語がほとんどでてこなくて週刊誌を読むのに辞書引き引きの生活です。楽しいのですが、道は遠くて長いような気がしてます。わたしも頑張ってどしどし質問していくようにしようと思います。非常に励みになりました。
Posted by Rumiko at 2006年12月13日 05:39
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